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「プリンセス・トヨトミ」万城目学 (文春文庫) 連休明けの五月、幼少時から女の子になりたいという願望を持つ中学生、真田大輔はセーラー服を着て登校するという計画を実行するが、上級生からの凄絶ないじめに直面することとなる。 そんなある日、大阪城の地下に当たる場所に父である幸一に連れてこられた大輔は、そこで国から地方自治体への補助金の使い道の実地調査にきた会計検査院の検査官・松平元に対して父が、 「大阪国総理大臣、真田幸一です」 と自己紹介するのを聞いて困惑する。 自分の父親はお好み焼き屋の店主であり、肩書きといえば自治会の副会長ぐらいのはず。 そもそも「大阪国」とは一体何なのか。 困惑する大輔に、幸一は、「大阪国」とは「王女」を守る存在であること、「王女」の身に何かが起きた時には大阪国は立ち上がることを告げる。 大阪国の人間が守る「王女」の正体とは? 「王女の身に何か起きた時には『大阪国』は立ち上がる」という言葉の意味するものとは? |